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2025年4月情報一覧

靖宇馨 博士課程3年と奥崎秀典 教授の論文が米国化学会の学術誌ACS Applied Polymer Materialsに掲載され、Supplementary Coverにも採用されました。論文題目は「High Performance Aluminum Solid Electrolytic Capacitors Using Self-Doped Poly(3,4-ethylenedioxythiophene)」で、高い電気伝導度を有する水溶性自己ドープ型導電性高分子(S-PEDOT)を電解重合により初めて合成し、アルミ固体電解コンデンサの電極に応用しました。S-PEDOTは陽極酸化したアルミ電極箔の微細なエッチングピットに効率的に浸透し、低い等価直列抵抗と92%の高い容量利用率を達成しました。高性能な導電性高分子アルミ固体電解コンデンサはハイスペック家電や次世代高速通信基地局、電気自動車に不可欠であり、今後さらなる用途展開が期待されます。

 

【雑誌】ACS Applied Polymer Materials, 7, 4955-4962 (2025)

【題目】High Performance Aluminum Solid Electrolytic Capacitors Using Self-Doped Poly(3,4-ethylenedioxythiophene)

【著者】Yuxin Jin, Hidenori Okuzaki*

【doi】 10.1021/acsapm.5c00118

 

 令和6年12月18日(水)~20日(金)に岩手県盛岡市で開催された第25回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2024)において、修士課程1年の後藤大徹さんと豊島柊希さん、博士課程2年の靖宇馨さん(指導教員:奥崎秀典 工学域教授)が優秀講演賞を受賞しました。本賞は、研究発表を行った方の中から特に優れた発表者に贈られるものです(学年は発表時のものです)。

 

○ 修士課程工学専攻応用化学コース1年 後藤大徹さん
受賞テーマ:「新規フレキシブル電極の作製とソフトアクチュエータへの応用」

○ 修士課程工学専攻応用化学コース1年 豊島柊希さん
受賞テーマ:「新規インテリジェントソフトアクチュエータ」

○ 博士課程工学専攻エネルギー物質科学コース2年 靖宇馨さん
受賞テーマ:「導電性高分子ヤーンの作製とeテキスタイルへの応用」

 

 受賞した学生さん達は「この度は、SI2024優秀講演賞という名誉ある賞を頂き大変光栄に思います。これを励みに、今後も研究に取り組んでいきたいと思います。」とコメントしています。

 

受賞した後藤大徹さん(左)、靖宇馨さん(中央)、豊島柊希さん(右)

 

賞状