平成31年3月16日(土)から19日(火)に甲南大学岡本キャンパス(兵庫県神戸市)で開催された日本化学会第99回春季年会において、谷和江工学部准教授が化学普及活動功労者表彰を受賞しました。
本賞は、地域における継続的な化学普及活動への取組みにおいて功績があると認められた方に授与されます。
谷准教授は、日本化学会関東支部共催の「理科教員のための化学実験」において、10年にわたって運営委員ならびに講師をつとめ、山梨県の理科教員に対する化学実験の普及活動に多大なる貢献を行ったことが評価されての受賞となりました。
谷准教授は、「理科教員のための化学実験は、高校生の理科離れが騒がれていた時に、何かそれを止める方法はないものかと考え、企画したものです。オープンキャンパスのアンケートで、高校生が進学を考える際に一番影響を受けるのは高校の先生だと知り、それなら、理科の先生方に化学実験に親しんでもらい、学生実験の楽しかった化学実験を思い出してもらって、その気持ちを高校に持ち帰ってもらえたら、何かいいことが起こるのではないかと考えたからです。いい結果が出ているのかは分かりませんが、何とかこれまで続けてこられたのは、多くの方々のお蔭と思っております。この場をお借りして、ご参加くださった山梨県、長野県、静岡県の高校の先生方、快く化学実験室の使用をお認めくださった応用化学科の先生方、ご協力くださった小泉均先生、橘正樹先生、研究室の卒業生というだけで、毎回参加を強いられた甲府南高校の水谷繁先生、たびたび参加を強いられた都留興譲館高校の森澤公美子先生に、厚く御礼申し上げます」と述べています。
日本化学会第99回春季年会HP:http://www.csj.jp/nenkai/99haru/index.html