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2021年9月情報一覧

 令和392日(木)、本学科の桑原哲夫教授が令和3年度シクロデキストリン学会賞を受賞しました。

 この賞は、シクロデキストリンに関する各種基礎、応用の分野で学術上、または産業上、とくに優秀な研究業績をおさめた研究者、並びに関連産業の発展に関し顕著な業績のあった研究者に授与されるものです

 受賞題目は、「シクロデキストリンを用いた色素機能の改変と新規創生に関する研究」ですシクロデキストリンは食品や医薬品を安定化するための添加剤として利用される環状オリゴ糖ですが、色素を化学修飾することで、色変化をともなう分子認識や自己組織化など、新しい機能を示す色素シクロデキストリンの開発に成功しました簡易な分析試薬として、あるいは次世代新規材料としての応用が期待されています

  受賞した桑原教授は、「シクロデキストリンと色素を融合した超分子機能材料の開発に関する長年の研究成果を評価頂き、大変光栄に思います山梨大学で一緒に研究に取り組んできた学生諸氏を代表しての受賞と思っています.彼らへの感謝とともに、今後も研究活動に精進していきます」とコメントしています

 

シクロデキストリン学会ホームページ:http://www.scdj.jp/

 

CD学会賞楯_AC桑原2.jpgのサムネイル画像

本学応用化学科の佐藤玄特任助教・MEXT卓越研究員(兼任)の研究テーマが、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2021年度「戦略的創造研究推進事業(さきがけ)」研究領域「植物分子の機能と制御(植物分子)」の新規研究課題として採択されました(採択率8.6 %,応募116件,採択数10件)。

さきがけ画像.jpeg









「さきがけ」は国の科学技術政策や社会的・経済的ニーズを踏まえて設定された研究開発目標の達成に向けて、独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる基礎研究を推進し、科学技術イノベーションの創出を目指すネットワーク型研究(個人型)であり、科学技術の若手研究者の登竜門と言われています。本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「革新的植物分子デザイン」のもとに、2020年度に発足しました。

採択課題名:「計算化学を用いたテルペン環化酵素と酸化酵素の反応機構解析と機能改変」
2021年度採択課題:https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2021/210921/210921presto.pdf


 本学応用化学科の佐藤研究室では、計算化学・有機合成化学・生化学の三つを柱として、天然物化合物の謎を解明する研究に取り組んでおります。このような研究に興味をお持ちの学部生・大学院生・研究員、共同研究希望者の方は、当研究室の HP も是非ご参照下さい。
佐藤研究室HP: https://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~hsato/index.html