大学院修士課程応用化学専攻1年の中村麻穂さん(指導教員:武井貴弘准教授)が、8月8(水)、9日(木)に静岡大学浜松キャンパスで開催された(社)日本セラミックス協会関東支部主催の第28回日本セラミックス協会 関東支部研究発表会において、「特別賞」を受賞しました。
受賞テーマは、「多硫化カルシウム農薬の副生成物からのカルシウムアルミネートの低温合成」です。現状では廃棄されている亜硫酸カルシウムを利用し、カルシウムアルミネート(C12A7)の作製に成功したもので、最も印象深い発表であると評価されての受賞です。
中村さんは、「初めてのオーラル発表において、このような賞を頂き、大変光栄です。今後は、この受賞を励みに、さらに研究に取り組んでいきます。また、お忙しい中ご指導、ご助言いただきました武井准教授をはじめとする皆様に心から感謝申し上げます。」と話しています。
* C12A7とは、セメントの材料でありながら、エレクトライド化が可能であり、透明導電体になるなど、有機物の分解等に有用な酸素イオンを生成可能な物質です。