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2021年3月情報一覧

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山梨大学工学部応用化学科の佐藤玄助教のインタビュー記事が、日本最大級の化学ポータルサイト Chem Station に掲載されました。昨年末、佐藤玄助教が筆頭著者&責任著者である、東京大学の内山研究室との共同研究の成果がアメリカ化学会の「J. Am. Chem. Soc.」誌に掲載され、表紙に選出されました(J. Am. Chem. Soc., 2020, 142, 19830–19834. )。本インタビュー記事は、当該論文に関しての内容になります。

インタビュー記事:理論化学と実験科学の協奏で解き明かしたブラシラン型骨格生合成の謎
https://www.chem-station.com/blog/2021/03/dft.html

植物や微生物などが作り出すセスキテルペン化合物群の中には、ブラシラン型骨格と呼ばれる構造を持つ化合物が存在していることが知られています。しかし、どのようにしてブラシラン型骨格が植物や微生物内で生合成されているのかは 40 年以上にわたり謎とされてきました。佐藤玄助教らは、量子化学計算と実験科学を組み合わせることにより、この謎を解明しました。(詳細については、インタビュー記事をご参照ください。)

 佐藤研究室では、計算化学・有機合成化学・生化学の三つを柱として、天然物化合物の謎を解明する研究に取り組んでおります。このような研究に興味をお持ちの学部生・大学院生・研究員、共同研究者の方がいらっしゃいましたら、当研究室の HP も是非ご参照ください。

佐藤研究室HP: https://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~hsato/publications.html

 

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厳重な新型コロナウイルス対策の下、令和3年2月8日~9日の2日間にわたり40件の修士論文発表、令和3年3月1日~2日の2日間で53件の卒業論文発表が対面形式で行われました。今年度は研究室での活動が制限を受ける中、学生は非常に協力的であり、また精力的に研究に取り組んでくれました。学生にとって特に大変だった一年間、その思いを胸に堂々と成果の発表を行い、応用化学科の教員と活発なディスカッションを繰り広げました。
3月2日の発表会終了後に表彰式を開催し、厳正な審査の下、特に素晴らしい発表を行ったと認められた修士2年生10名、学部4年生20名に対し、論文発表優秀賞を授与しました。(写真は表彰式にて 修士2年生受賞者のうち参加できた6名、奥崎学科長、米山教育主任と。)
今回の修士論文発表・卒業論文発表会では、受賞の有無に関わらず全員が素晴らしい発表を行っていました。会社や役所など新天地へと旅立つ皆さんは、大学で磨き上げた実力を遺憾なく発揮し活躍して欲しいと思います。進学する皆さんには、また数年後に格段にレベルアップした姿を見せてもらえるものと期待しております。