月別情報一覧

2021年 [13]
2020年 [5]
2019年 [12]
2018年 [13]
2017年 [12]
2016年 [7]
2015年 [15]
2014年 [9]
2013年 [5]
2012年 [12]
2011年 [3]
2010年 [1]

2012年10月情報一覧

大学院修士課程応用化学専攻1年の松村泰悠さん(指導教員:宮嶋尚哉准教授)が、平成24年9月11日(火)に千葉大学けやき会館で開催された第15回ヨウ素学会シンポジウムにおいて、ポスター賞(発表42件中3件が受賞)に選ばれました。
   受賞テーマは、「ヨウ素不融化によりヨウ化物塩が鋳型源となる新規ポーラスカーボンの調製法」です。汎用のセルロース原料をヨウ素と作用させることで水溶性のヨウ化物塩を生成させ、その水洗除去痕を細孔に転換する新たな活性炭の調製方法を提示しました。原料に含まれる金属種やその量を変えることで、より緻密な細孔制御が可能になると期待されます。また、従来の賦活法に比べ原料の炭素損失が抑えられることから、得られる活性炭の炭素化収率が高いことも特徴的です。 

photo_12101902.jpg

 大学院修士課程応用化学専攻1年の中村麻穂さん(指導教員:武井貴弘准教授)が、8月8(水)、9日(木)に静岡大学浜松キャンパスで開催された(社)日本セラミックス協会関東支部主催の第28回日本セラミックス協会 関東支部研究発表会において、「特別賞」を受賞しました。
   受賞テーマは、「多硫化カルシウム農薬の副生成物からのカルシウムアルミネートの低温合成」です。現状では廃棄されている亜硫酸カルシウムを利用し、カルシウムアルミネート(C12A7)の作製に成功したもので、最も印象深い発表であると評価されての受賞です。
   中村さんは、「初めてのオーラル発表において、このような賞を頂き、大変光栄です。今後は、この受賞を励みに、さらに研究に取り組んでいきます。また、お忙しい中ご指導、ご助言いただきました武井准教授をはじめとする皆様に心から感謝申し上げます。」と話しています。

* C12A7とは、セメントの材料でありながら、エレクトライド化が可能であり、透明導電体になるなど、有機物の分解等に有用な酸素イオンを生成可能な物質です。 photo_12101901.jpg

平成24年10月1日付けで上野慎太郎特任助教(専門:無機化学、セラミックサイエンス)が本学科に着任致しました。