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高大連携化学系教員懇談会

7月26日(土)、甲府キャンパス総合研究棟において高大化学系教員懇談会を開催しました。山梨県内高校の化学系教員8名と本学応用化学コース、クリーンエネルギー化学コース、及び関連センターの教員11名の19名が参加しました。話題は、一昨年度行った工学部改組と新設されたクリーンエネルギー化学コースや総合工学コースとその入試の他、8月2日(土)に開催予定のオープンキャンパスと一日体験化学教室の紹介に加え、大学授業への接続、高校理科免許など多岐にわたり、様々な情報交換・意見交換が行われて有意義な懇談会となりました。

化学グランプリ2025一次選考会

7月21日(月・祝)に本学甲府キャンパスにて「化学グランプリ2025」(一次選考山梨会場)を実施しました。化学グランプリは、全国の高校生以下の皆さんの化学の実力を競う大会として、1999年から毎年海の日に一次選考が実施されています。今年度も昨年度に引き続き全国66箇所の会場で3000名を超える参加者がありました。山梨県では、県内の高校生二十数名が本学甲府キャンパスに集結し、緊張感に包まれた中、真剣に問題を解いていました。全国からの成績優秀者上位80名が8月下旬に開催される実験を伴う二次試験へ進み、総合得点上位から大賞・金賞・銀賞・銅賞が授与されます。この大会は国際化学オリンピックの代表候補選抜も兼ねていて、数名が候補者として選抜されます。山梨県内の高校生からも国際化学オリンピックへ出場する高校生が出ることを願っています。

化学グランプリ2025大会概要:https://gp.csj.jp/next/

 

試験会場の様子

山梨大学工学部オープンキャンパスが2025年8月2日(土)に開催されます。

応用化学コースはクリーンエネルギー化学コースと合同で

  • 1日体験化学教室
  • 実技入試対策講座

の2つのイベントを行います。(イベント案内はこちら

応用化学コース・クリーンエネルギー化学コースへの進学を検討されている方やその保護者の方も、この機会にぜひご参加ください。

どちらも事前予約制となっておりますので、こちらのページから予約手続きをお願いします。(7/31(木)17時 締切

令和7年5月30日(金)、本コースの桑原哲夫教授が山梨科学アカデミー30周年特別功労賞を受賞しました。本賞は、山梨県における科学の発展に寄与した人物に授与されるものです。現在の科学者が県内の学校を訪問して未来の科学者(小中高生)に科学や技術についてわかりやすく説明するセミナー(未来の科学者訪問セミナー)の講師としての永年の尽力を評価いただいたことによるものです。

山梨科学アカデミー創立30周年・山梨総合理工学研究機構創立20周年記念式典:https://www.tyaos1995.or.jp/aniv_30th.htm
 
式典の様子
 
賞状

応用化学コースでは、受験生の皆様が入学後の学生生活に関してイメージを膨らませられるよう、令和7年6月14日(土)に行う3年次編入学試験終了後に、「研究室・実験室見学ツアー」を企画しています。

参加を希望する受験生は、各自の試験後に所定の教室にお集まりいただき、定刻になりましたら教員案内のもと、1~2つの研究室と本学科の学部3年生が学生実験で使用する化学実験室を見学していただきます。本ツアーの所要時間は30~40分程度を予定しており、試験当日はツアーに参加しても全てのスケジュールを12:30より前に終了する予定です。

見学ツアーへの参加は自由であり、入試の合否に影響はありません。参加希望者は試験当日に確認を行いますので、事前に申し込みをしていただく必要はありません。興味がありましたら是非ご参加ください。

靖宇馨 博士課程3年と奥崎秀典 教授の論文が米国化学会の学術誌ACS Applied Polymer Materialsに掲載され、Supplementary Coverにも採用されました。論文題目は「High Performance Aluminum Solid Electrolytic Capacitors Using Self-Doped Poly(3,4-ethylenedioxythiophene)」で、高い電気伝導度を有する水溶性自己ドープ型導電性高分子(S-PEDOT)を電解重合により初めて合成し、アルミ固体電解コンデンサの電極に応用しました。S-PEDOTは陽極酸化したアルミ電極箔の微細なエッチングピットに効率的に浸透し、低い等価直列抵抗と92%の高い容量利用率を達成しました。高性能な導電性高分子アルミ固体電解コンデンサはハイスペック家電や次世代高速通信基地局、電気自動車に不可欠であり、今後さらなる用途展開が期待されます。

 

【雑誌】ACS Applied Polymer Materials, 7, 4955-4962 (2025)

【題目】High Performance Aluminum Solid Electrolytic Capacitors Using Self-Doped Poly(3,4-ethylenedioxythiophene)

【著者】Yuxin Jin, Hidenori Okuzaki*

【doi】 10.1021/acsapm.5c00118

 

 令和6年12月18日(水)~20日(金)に岩手県盛岡市で開催された第25回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2024)において、修士課程1年の後藤大徹さんと豊島柊希さん、博士課程2年の靖宇馨さん(指導教員:奥崎秀典 工学域教授)が優秀講演賞を受賞しました。本賞は、研究発表を行った方の中から特に優れた発表者に贈られるものです(学年は発表時のものです)。

 

○ 修士課程工学専攻応用化学コース1年 後藤大徹さん
受賞テーマ:「新規フレキシブル電極の作製とソフトアクチュエータへの応用」

○ 修士課程工学専攻応用化学コース1年 豊島柊希さん
受賞テーマ:「新規インテリジェントソフトアクチュエータ」

○ 博士課程工学専攻エネルギー物質科学コース2年 靖宇馨さん
受賞テーマ:「導電性高分子ヤーンの作製とeテキスタイルへの応用」

 

 受賞した学生さん達は「この度は、SI2024優秀講演賞という名誉ある賞を頂き大変光栄に思います。これを励みに、今後も研究に取り組んでいきたいと思います。」とコメントしています。

 

受賞した後藤大徹さん(左)、靖宇馨さん(中央)、豊島柊希さん(右)

 

賞状

 令和7年3月18日(火)~20日(木)に東京農工大学小金井キャンパスで開催された電気化学会第92回大会のシンポジウム「生命科学と電気化学」において、応用化学コース修士2年の遠藤彩音さん(指導教員:井上 久美 准教授)が優秀学生講演賞を受賞しました。この賞は学生の口頭発表のうち優秀な発表に贈られるものです。電気化学会HPに近日中に受賞者が掲載されます。https://www.electrochem.jp/news/

 

 受賞題目は「カソーディックルミノフォアを用いるクローズドバイポーラ電極によるドーパミン検出と二次元イメージング」で、電気化学発光基質であるペリレンカルボキシジイミドを練り込んだ微小金電極アレイ(51.3万個/cm2)を素子として、脳内神経伝達物質であるドーパミンの定量と二次元イメージングに成功しました。学生個人の研究ポテンシャル、研究への熱意、発表のわかりやすさ、質疑応答などが評価されての受賞となりました。

 

 受賞された遠藤彩音さんは、「この度は優秀学生講演賞を受賞できたことを大変光栄に思います。ご指導いただいた井上准教授、久保田研究助教をはじめ、研究室の皆様に深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究活動に取り組んでいきます。」とコメントしています。

 

令和6年12月21日に、応用化学コース修士論文中間発表会が開催されました。

修士課程での研究成果を修士1年生がポスターにまとめて発表し、応用化学コースの教員と活発なディスカッションを繰り広げました。

 

厳正な審査の下、その中でも特に素晴らしい発表を行った10名の学生を選出し、応用化学コース修士論文中間発表優秀賞を授与しました。

(写真は令和7年1月20日に執り行われた表彰式の様子で、米山学科長、小幡教育主任より表彰状が授与されました。)

 

今回の修士論文中間発表会では、素晴らしい発表をされており、これから本格化する就職活動などで、その実力を発揮していただきたいと思います。

 

令和6年11月25日(月)~28日(木)、京都テルサで開催されたInternational Symposium on Fiber Science and Technology 2024 (ISF2024)において、博士課程工学専攻2年の靖宇馨さん(指導教員:奥崎秀典 教授)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。本賞は、繊維高分子科学ならびに繊維学会の発展に資する優れたポスター発表を行った若手研究者に与えられます。

 

受賞題目は『Highly Conductive Self-doped Poly(3,4-ethylenedioxythiophene) Fibers Fabricated by One-step Wet-spinning』で、可溶性自己ドープ型導電性高分子を湿式紡糸することでマイクロファイバーを作製し、高分子鎖を配向させることで電気伝導度と力学特性の両方を向上させることに成功しました。ポスター発表と質疑応答、研究の新規性や成果のインパクトが評価されての受賞となりました。

 

受賞した靖宇馨さんは、「この度はISF2024優秀ポスター発表賞という名誉ある賞をいただき大変光栄です。指導教員である奥崎教授をはじめ、共に研究を進め切磋琢磨してきた研究室のメンバーに深く感謝しています。この賞を励みとして今後はより一層の努力を重ね、研究に取り組んでいきます。」とコメントしています。

受賞した靖宇馨さん

賞状